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よくある質問

患者,顧客,取引先から書面で謝罪することを求められている

質問患者,顧客,取引先から書面で謝罪することを求められています。どうすればよいですか弁護士の回答最近よくみられる類型ですね。貴社(貴殿)に注意義務違反,つまり非はありそうですか?質問非は全くありません。弁護士の回答そうであれば,不当な要求をされているということですね。書面を出す義務も意味もないように思われます。毅然とした態度で,要求に応えられない旨を説明し,それでも納得されないのであれば,対応をしないという選択がよいかと思われます。ただし,非が全くないかは第三者の意見を訊いた方がよさそうですね。...
IT

インターネット六法の軌跡

はじまり当初は,小学生(低学年),小学生(高学年),中学生のこども3人にインターネットとの関わり方を教えようと思って,と個別にメッセージを作っていました。それをまとめたものを読ませたところ,文字ばかりでつまらない,と言われ,自分で漫画化してみました。静止画では,読みにくいかなと考え,動きをつけたものを作りました。これが(1)から(5)まであります。ところが,ちゃんとした漫画にして欲しい,色のついたものがよい,などと更なる要望がありました。これを受け,インターネットのフリーランスのイラストレーター...
よくある質問

債権回収

A社法務担当B社に部品を売ったが,売掛金が回収できない!B社社長は自社も売掛金の回収ができないから待ってくれと言っています。待っているのですが,支払われる見込がなさそうです。どうしたらよいのでしょうか。売掛金の回収ができないというご相談はよくある相談です。弁護士としては,よくある話ですが,中小企業にとっては,大きな悩みとなってしまいます。そこで,売掛金の回収ができない場合を含め,債権回収について,ご説明します。弁護士による交渉支払われる可能性はあるが,それほど大きくないと言わざるを得ません。後に...
業務

内部通報制度(公益通報制度)ー公益通報者保護法の改正(2020年6月)により2022年6月までに内部通報制度の整備の義務付け

公益通報者保護法の改正(2020年6月)により,2022年6月までに内部通報制度の整備を行わなくてはならない会社等があります。内部通報制度(公益通報制度)とは企業による一定の違法行為などを、労働者が企業内の通報窓口や外部のしかるべき機関に通報することを「公益通報」といいます。公益通報は、企業の違法行為を明るみに出すことによって、その是正を促し、消費者や社会に利益をもたらすことになりますが、通報した人はそれによって、企業から解雇や降格などの不利益な取扱いを受けるおそれがあります。そこで、公益のため...
よくある質問

お守りとしての破産(自然人)

破産は, 再チャレンジの制度であり おわりではなくはじまりで 決して恥ずかしいことではありません一度間違えただけで,一生苦しむ必要はありません。やり直せるのです。まだまだ破産に対する世間のイメージは良くないと思いますので,破産について概説してみたいと思います。破産とは破産とは、借金等(債務)を支払うことができなくなった場合に、全財産※をお金に換えて、各債権者に債権額に応じて分配、清算して、破綻した生活を立て直すことを目的としている制度。 管財事件と同時廃止事件 管財事件破産管財人が、破産者の持っ...
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民法改正(債権法改正)

令和2年4月1日より民法の一部の改正が施行されました。具体的には,法定利率,債権譲渡,定型約款や売買,賃貸借,消費貸借,使用貸借,請負,委任,雇用の各契約形態についての定めなどが変更されています。改正点は多岐にわたりますが,多くは,実務上,解釈によって補完してきた旧法を実務運用に合わせて変更したというものです。また,それらの多くは任意規定といって,当事者間で民法と異なる合意をすることも可能であるものです。したがって,契約書の見直しにおいても大がかりな変更は不要で,語句を直す程度で足りることも多い...
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北風と太陽

弁護士をしていて,多くの紛争を目の当たりにして,行き着いたのが,北風と太陽でした。むかしむかしの おはなしです。きたかぜと たいようは、いつも じまんばかり していました。「わしの ほうが えらいんじゃ」きたかぜが いいます。「わたしの ほうが えらいと おもいますよ」たいようも まけません。「それなら、しょうぶしよう」そこへ、たびびとが やってきました。たびびとは ぶあつい まんとを きています。「さきに まんとを ぬがせた ほうが かちじゃ」きたかぜが まえに でました。きたかぜは はげしく...
よくある質問

法人(会社)破産の流れ ~生きている(現在事業継続している)法人を破産させたい

法人破産については,大変複雑で必ずしも正解がありません。現在事業継続しているというところから考えると一層複雑かつ不明瞭です。当事者の方の理解が困難であり,不安が大きいことに鑑み,その理解,不安解消の一助になるよう,破産法と破産実務をふまえて,現実的な対応をふまえた流れを記します。1からしっかりと説明するとなると,大変難しいことになってしまいますので,要点をある程度デフォルメしてお伝えします。法人破産のタイムライン1危機を感じる自転車操業になり,破産が頭をよぎります。事業は必ず成功するとは限らず,...
よくある質問

様々な解雇の態様の整理

質問弊社の従業員の退職について,普通解雇,懲戒解雇,整理解雇,自主退職,諭旨退職,諭旨解雇とあると思いますが,それぞれどういう意味でどういう場合に退職が認められることになるのか,よく分かりません。分かりやすく教えてください。弁護士の回答確かに,退職を巡る問題は,整理の仕方も様々であり,一見して理解することが容易なものではないですね。少し整理してみましょう。解雇の種類と解雇の要件解雇には,法的あるいは社会的に様々な種類が存在します。その違いや,いかなる場合に解雇できるのかは極めて難しいものです。一...
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紛争解決の流れ

Step1当事者間での交渉やりとりが困難妥協が困難 感情論だけで会話にならない!お互い主張をするばかり!解決できない!Step2弁護士による交渉法的な主張相手方の希望との調整裁判を見据えた交渉弁護士後に裁判となる場合を考慮して交渉する等により,代理人が介在することで,解決に向かうことも少なくありません。但し,必ず解決するものではなく,紛争レベルが上がってしまう面も否定できません。Step3法的手続調停訴訟その他Step4履行約束や裁判所の判断を実現させます。