企業法務

IT・知財

フリマアプリの現状と対策

報道によると,ネット不正出品の対策開示をフリマサイト等に求める法案を検討するとのことです。フリマ取引は,立派な法律行為であるにもかかわらず,そのように意識されず,知らず知らずのうちに違法行為を行ったり,法律的なトラブルを生んだりしてしまいます。もっとも,特に若年層にとって,フリマアプリは,一人の独立した人格として,社会に参画するよいきっかけになると思います。主婦層や高齢者にとっても,容易に現代の社会に入ることができるというよい役割を有していると思います。危険があるからといって,萎縮してはいけませ...
お知らせ

アップデート-chatworkによるやりとり

裁判所は,IT化を進めています。上記はコロナ禍の前のもので,残念ながら,コロナ禍への対応には間に合わなかったですが,コロナ禍により,悠長なことが言ってられなくなり変わっていくと思われます。直近にもwebでの期日開催の予定があります。当事務所でも,相談室のプロジェクター導入,ZOOMによる打ち合わせなど,アップデートをしています。最近取り組んでいるのが,chatworkによる連絡です。事件処理にあたり,進捗やニュアンス等,依頼者との連絡を重視しています。一方で,心配するための不安解消という構造がみ...
お知らせ

民法改正(債権法改正)

令和2年4月1日より民法の一部の改正が施行されました。具体的には,法定利率,債権譲渡,定型約款や売買,賃貸借,消費貸借,使用貸借,請負,委任,雇用の各契約形態についての定めなどが変更されています。改正点は多岐にわたりますが,多くは,実務上,解釈によって補完してきた旧法を実務運用に合わせて変更したというものです。また,それらの多くは任意規定といって,当事者間で民法と異なる合意をすることも可能であるものです。したがって,契約書の見直しにおいても大がかりな変更は不要で,語句を直す程度で足りることも多い...
ブログ

北風と太陽

弁護士をしていて,多くの紛争を目の当たりにして,行き着いたのが,北風と太陽でした。むかしむかしの おはなしです。きたかぜと たいようは、いつも じまんばかり していました。「わしの ほうが えらいんじゃ」きたかぜが いいます。「わたしの ほうが えらいと おもいますよ」たいようも まけません。「それなら、しょうぶしよう」そこへ、たびびとが やってきました。たびびとは ぶあつい まんとを きています。「さきに まんとを ぬがせた ほうが かちじゃ」きたかぜが まえに でました。きたかぜは はげしく...
コラム

新型コロナウイルスとの戦い方(雇用調整助成金)

この苦境の中,中小企業にとって,新型コロナウイルスとの戦い方は以下とおりであると考えています。1 雇用の問題雇用調整助成金をうまく活用して 凌ぐ2 資金繰りの問題特別貸付制度を利用して凌ぐ3 その後の問題目処が立たない場合には破産個人的には,この苦境を乗り越えて…とは思いますが,弁護士としての視点からは,債務超過の事業については,無理に頑張る必要はなく,破産手続き開始申立により,一旦,手仕舞うことも良策であるようにも思います。破産という制度は,おわりではなく,「はじまり」のために制度です。再生す...
お知らせ

新型コロナウィルスでの経営被害。どーする?中小企業

Lawyers Linkのニュースレターとして執筆したものをアレンジしています。はじめに新型コロナウィルスおよび非常事態宣言は、日本経済に大きな影響を与えています。感染抑止に最善の方策とはいえ、社会活動の超鈍化は、中小企業にとって死活問題です。経営現場では、どのような状況になっているのでしょうか?今回は、水越法律事務所の水越聡弁護士にお聞きしました。Q1:中小企業から、どのような相談が寄せられていますか?大きく分けて以下の4類型でしょうか。1 まずは,当面の従業員対応についてのご相談が多く見られ...
企業法務

覚書の法的拘束力について

質問不動産業を営んでいて、お客様のマンションの買取の覚書を交わしました。金額と期日が書いてありますが、その通りの買取ができない状況になっています。 お客様とは、1年前からやりとりをしていて、覚書の約束が守れないと説明すると、大変お怒りで、訴訟するとのお話でした。 この場合、覚書は、どれぐらいの法的拘束力を持つものでしょうか?弁護士の回答覚書が作成された経緯,覚書の内容等によって効力は変容し,必ずしも一義的ではないものと考えられます。 たとえば,脅迫されて作成されたとの経緯が認定されれば,覚書の効...
企業法務

フランチャイズ契約の途中解約について

質問フランチャイズ契約の途中解約金の支払いについて本当に支払わなければいけないお金なのか疑問に感じているため相談したいです。弁護士の回答過去の裁判例上,契約の一方当事者が自己の取引上の優越的地位を利用して正常な商慣習に照らして不当に相手方に不利益となる取引条件を設定したものとみられるものでないかどうかなどを総合的に考慮してその有効無効の範囲、程度などを決するべきであるとして違約金の支払を限定的に捉えるものもあります。 一度契約書を前提にご相談されることをお薦めします。
IT・知財

商標登録侵害で通知が来ました

質問店名が商標登録を侵害しているとの事で店名を変更するよう通知が来ました 他県の同業店舗で当店の方が10年以上長く営業しておりますが 商標登録を先方が先にした形になります 先使用権を主張する事は出来ますか? 弁護士さんを通じて交渉する場合 どの様に進めたら良いのかわかりません弁護士の回答回答としては,先使用権を主張していく,ということであろうと思われます。 先使用権が認められるか否かは裁判所の判断ですが,相手方がどこまで強く要求してくるか不明で,現段階で裁判手続を採るかどうかは分かりません。 商...
コラム

店舗での怪我、店舗側からどこまで補償すべきでしょう?

質問私が勤めているお店でお客様が怪我をされました。店に過失があります。飛び出ていた針金をお客様が素足で踏まれて怪我をされました。 その場で針金は取り除き謝罪しましたが「それだけ?」と言われ、利用料金を返金しお客様は帰られました(傷は見せてもらえず、大したことないとおっしゃられた)数時間後、店に電話があり、病院へ行くので治療費を払ってほしいと言われ、支払うお約束をしました。(土曜日の出来事) 翌日、時間外外来で受診されたと電話があり「社会保険が使えないので、そちらの会社の保険で支払ってほしい」と連...